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2013. 03. 28  
さきほど配信された「考える人」のメールマガジンを読みました。

雑誌「考える人」は、創刊号から読んでいる好きな雑誌ですが、メルマガも面白い。
(そういえば、初期の頃、60の手習いでピアノの練習をする軽妙な連載エッセイがあったような…。あとで探して、もう一度読んでみよう)

メルマガに、「久保田万太郎」という人名が出てきました。

ふむ? くぼたまんたろう?

ああ、そうか! …と早速ぐぐって、ウィキペディアで久保田万太郎のこと、ちょっと調べました。

私の実家は、兼業農家でいくつかの田畑がありましたが、その田んぼや畑には家族内だけで通じるニックネームがついていました。

そのうちの一つが「久保田万太郎」。
万太郎先生、すみません、田んぼの名前に先生のお名前を拝借して…。

地名が「久保田」だったのか、あるいは低い地所だったから「窪田」だったのか…今となっては不明ですが、本当は「くぼた」だけでよいところを、曾祖父か祖母か父のだれかがふざけて「久保田万太郎」と呼び出したのだと思います。

今はそこに、口にするのも気恥ずかしいカタカナのしゃれた名前のアパートが建っていますが、私にとっては、そこは「久保田万太郎のアパート」です。
なんで田んぼのことを「くぼたまんたろう」と呼ぶのか今まで不思議とも思わなかったけれど、
---もちろん、私は日本史の教員ですから、文学史で、その名前だけは知っていたけれど今までピンとこなかった---、
それがさきほど初めて、bingo! となった次第です。

家族にだけ伝わる「暗号的ことば」とか、「こういうシチュエーションではこの決まり文句」というのがありますよね。
わが家にも、いろいろあります。
その中には夫と私のそれぞれ育った家庭から引き継いだものもあれば、私たちが結婚したあとにできた「わが家オリジナル」もあり。
今ちょっと考えただけでも、以前書いた「ガバチョる」など、20~30個はざらに出てくる。

…と、ここまで書いて、
ナタリア・ギンズブルグの『ある家族の会話』
を思い出しました。
そうだ、そうだ、須賀敦子の名訳のあの本、もう一度読んでみよう!(←当記事中2回目 やれやれ)

家族の絆とは、あんがい「ことば」なのかもしれない。

娘や息子も、これからパートナーと出会って、「私のうちでは○○のことをねぇ…」と各々の家の暗号を伝承していくだろうし、新しいオリジナル暗号を作っていくのでしょうね。

そして、その暗号の由来なぞ気にせずにウン十年も過ごして、ある時ふと、「私のひいじいちゃんが…」と思いだす…、なんだか楽しいですね!
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追記:
雑誌「考える人」に連載されていたというのは、山川みどりさんでした。
長く「芸術新潮」の編集長をなさっていたそうです。
連載は『還暦過ぎたら遊ぼうよ』という単行本にまとめられています。
おもしろいですよ!
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