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2013. 03. 05  
昨日、所用で実家に行って母と話しました。
10日から2週間に1回実家に行って、ひとり暮らしの母と話します。
母は癌の手術を3年半前に受けたのですが、今週、3ヶ月ぶりに経過観察のため主治医の診察を受けると言っていました。
癌が見つかったときから、手術をする病院決め、入院手術、退院後の通院、とずっと母に付き合ってきたけど、ここ2年ほどの通院は母一人で行っています。

おかげさまで、母は再発もなく、元気にポジティブに暮らしていますが、いつまでひとりでいられることやら…。
私なりに心づもりをしておかなければ、と思っています。

また、娘とはまるまる20年一緒に暮らしてきたけど、いよいよ家を出ます。
もう今のメンバー4人で暮らすことは二度とないでしょう。

そういう時期に「母と私」、「私と娘」の2組の母娘関係についてゆっくり考えたくて、その手の本を読むことに…。

『おだやかな死』シモーヌ・ド・ボーヴォワール
紀伊國屋書店


以下は、カバー裏の「本書について」

1968年秋、サルトルと共にローマに滞在していたボーヴォワールのもとに、母が入院したとの連絡が入った。
70歳になる母の病名は癌。
癌を何よりも恐れていた母に、病名を告知しないまま、4週間にわたるボーヴォワールの看病が始まる。
近代的な病院のなかで、物のように扱われる患者、苦痛をともなう延命治療を主張する医師との対立、治療法への疑問などを抱えながら「死にゆく母に何ができるか」「人にとって死とは何か」に悩むボーヴォワール。
娘としての愛情と作家としての厳しさとが生み出す葛藤が、美しい結晶となった文章で語られる。
「母はいともおだやかな死を通過した。めぐまれたものの死を」
サルトルが「彼女の最良の作品」と呼んだ、名作、待望の復刊である。


あれれ?
今、上の紹介文をタイプしながら気づいたことですが、1文目と2文目に大間違いがありますよ。
1968年ではなくて1963年です。母の年齢は70歳ではなくて77歳です。(最後のほうで78歳という記述もでてきますが)
私の本はアマゾンのユーズドで入手した1995年2月の第1刷ですが、こんなおおっぴらな間違いがあっていいのでしょうかねぇ?
その後訂正されているかな?

転倒で入院し、そこで癌が見つかった末期の母を看病する過程で、それまで母娘関係を顧みるボーヴォワール。
死にゆく母の刻々の様子。
母を取り巻く家族、親類縁者、医者、付添婦、看護婦、友人たちの描写。

正直なところ、読み進めるのに気が重い本です。
自分の経験から、「そういうこと、あるある」と思う箇所もたくさん。
病人の体力を消耗させる、おしゃべりで配慮のない見舞客…いました、いました。

ボーヴォワールが最後まで苦悩した、「延命治療をどこまでするか?」という問題。
永遠の課題です。
「した場合」「しなかった場合」の場合分け実験をする訳にはいかないから、常に医者も本人も家族も“賭け”を迫られる。

以前、Rebecca Brown の Excerpts from a Family Medical Dictionary を読みましたが、これも同じく母親の終末期に寄り添い、(作家として)観察する娘の話でした。
最後のシーンが感動的でした。

軽い気持ちで読める類の本ではないけれど、私自身、いろいろ考えたくて、日本の同系統の本をこれから、少しずつ読んでいこうかしら…と思っているところです。

佐野洋子の『シズコさん』と水村美苗の『母の遺産 新聞小説』あたりから…、
と、さっき買い物帰りに『母の遺産』を図書館から借りてきました。
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