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2013. 02. 01  
長女はもうじき家を出ます。
私の“二つ目の家庭”(親として子どもと同居する、という意味で)はもうじき解散です。

この頃よく、
子どもたちに親として何をしてやれたか、何をしてやれなかったか…ということを思うと同時に、
私が親からしてもらったことに思いを馳せています。

ピアノのことも。

最初の鍵盤楽器は、ペダルで音量調節をするタイプの電気オルガンでした。
オルガンがわが家に届いた時はとってもうれしかった!
もうじき小学1年生という、寒い日でした。

ヤマハ音楽教室の間はそのオルガンを弾いていましたが、
どうしても、どうしても、ピアノが欲しくなりました。

わが家は、田舎で何代も細々とした商売をしており、兼業で米作もしていました。
決して裕福ではなく…、というよりむしろ貧しく、
とてもピアノを買う余裕などなかったと思います。
子ども心に、親の経済状況はわかっていたので、面と向かって「ピアノ買って」とは言えませんでした。

でも、子どもって浅はかだから、オルガンを弾く度に、
「○○ちゃんちにはピアノがある」みたいなことを母には言っていたに違いありません。

ちょうどその頃、独身だった叔父(母の弟)が怪我をしました。
小遣い稼ぎにしていた早朝アルバイトができなくなり、バイト先も困ったことに。
それで、父がピンチヒッターとして叔父の仕事を継続することになりました。
わが家にとっては、臨時収入が入ることになったけど、
父にとっては、ただでさえ重労働の商売と農業に加えて、
早暁からの運転の仕事が増えることになりました。

そうやって得た収入を父はアップライトピアノの購入に充ててくれたのです。
うれしかった!
父は6年前に亡くなり、そのピアノは、今、実家で母が弾いています。

私のピアノレッスン再開に少し遅れて、私の先生を母に紹介し、
母も幼い頃からの夢だった「ピアノのお稽古」を始めました。
最初は楽譜も読めず、鍵盤にカタカナのシールを貼って練習していましたが、
今はなかなかの腕前になっています。
ピアノは実家の仏間にあるので、母は父に聴かせるつもりで練習しているそうです。

ピアノを買ってもらったいきさつなんか、長いこと忘れていたけれど、
自分が親になって、また、親が亡くなってから、しみじみと思い出しています。

ぜんぜん上手になれなかったけど、
一生の楽しみとしてのピアノを与えてくれたお父さん、ありがとう。合掌。

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はじめまして
素晴らしいお話ですね☆自分の思い出と少しダブるものがあり、コメントさせて頂きたくなりました。

私も子供の頃からずっとピアノかオルガンがほしかったのですが、親の経済状態を考えて言い出せませんでした。私の場合は親がそんな気持ちを理解してくれなかったので、そのままになったのですが…

仏間でお父様に聞かせるピアノを弾かれるお母様を想像して…良いご家族だな~と心が温まりました。
初コメントありがとうございました!
コメントありがとうございました。
ブログ初心者で、おたおたしながら投稿しています。
まだいろいろな“ブログのお作法”がわからないのですが、
初めていただいたコメント、とってもうれしゅうございました。

ミモザさんのブログ、訪問しました。
とっても素敵ですね!
私も外国語…英語とちょっぴり仏語…に興味があります。
これからもよろしくお願いします。
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ぶるっく

Author:ぶるっく
 長女ぽんは飛び立ち、長男ばぶは羽ばたき練習中。空きの巣になっても、仕事・趣味・体力作りに励み、楽しく暮らしていきます!
 読書・音楽・ウォーキング・軽登山・水泳のことなど…日々の記録です。

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