--. --. --  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013. 07. 22  
子ども達と絵本・本の思い出を書き継いでみよう…わくわく…と、
構想を練っていたら、

あれも書きたい、これも書きたい

はい、そうです。
夫のだ~いすきな(私も! シーナ隊長と同じくらい好きです!)東海林さだお先生のエッセイのタイトルからのパクリです。

それに加えて、暑さでビールが進み、ちょっといい気分になってしまいました。
構想まとまらず。

脱線して、前稿でちょっと書いた、「本のコストパフォーマンス」について

ブンガクショーネン・ブンガクショージョにとって、永遠の悩みの種は、

あれも読みたい、これも読みたい
でも、本代はごくわずか


…ということだと思います。

小学校の高学年の頃に福岡・天神の比較的大きなビルのワンフロア全部が書店、という夢のような本屋ができました。
フランス語の「本」に出店地を足したのが、その書店名。
ああ、なつかし!

お年玉やリッチだった母方祖父からお小遣いと称して時々もらったお金をしっかりお財布に入れ、高いバス賃を払って天神に行き、その本屋に入り浸って文庫本を物色するときのワクワク感!

また、新天町という商店街でLPレコードを物色するときのワクワク感!

そこで買った文庫本で漱石、藤村、志賀直哉、「罪と罰」、「アンナ・カレーニナ」…を読みました。
今まで処分せずにずっと本棚に残している文庫本・新書が30~40冊あります。
黄変して、活字はつぶれたようで読みにくい。
調べ物で、あるいは、なつかしくて、時に忙しいのに血迷って…数年に1回は手に取る“古典”の文庫・新書はだいたいその書店で買ったものです。

当時の本の選び方のポリシー:
一にも二にもコスト・パフォーマンス!

今思えば、「どうしてこの訳者の本を選んだ?」「あの訳者のだったらもっとすんなり理解できたのに…」と不思議に思うようなピックアップ。

なぜなら。大きな書店の本棚の間を行ったり来たりしながら、どの出版社の本が一番安いか?と吟味して選んだから。

岩波文庫は★=50円の時代でした。
岩波は50円単位だから、「超目玉価格」だったり「割高」だったり…。
気を抜けないのは短編集。
「オトク!」と思ってよく調べたら、所収されていない短編がある。

田舎の女子中学生が血眼で計算しながら本を選んでいるときに、
何冊もすいすい買っていく大人がいる。

I shall be rich enough to buy as many books as I want.
と強く思ったことでした。

当時と現在を比べると、読みたい本へのaccessibility は格段に違います。

数十年前は、田舎にこんなのができるとは思っても見なかったような図書館ができたし(わが家から徒歩8分)、マーケットプレイスでほとんどタダ同然のように古本が入手できるし、
洋書も安く買える。
キンドルなら、ラーメン1杯、コーヒー1杯分の代金で即座にシェイクスピアもディケンズもオースティンも全集が買える。

嘘みたい!!!

30代で大学院(1回目)に行っていたとき以来大学生協の組合員で、定期購読の専門雑誌と高価な本は生協書籍部を通して買うようにしています。
生協の売り場の口の悪い主任おばちゃんとは20年来の仲良し。

数年前のことですが、最初可笑しくあとで「うっ」と胸がつまったできごと:

欲しい岩波文庫があって、ワイド版が出ていることはわかっていた。
『新古今和歌集』です。
老眼の兆しがあり、たぶん繰り返し読むので、ワイド版が欲しい。
しかし、大学生協のワイド版の品揃えはゼロ。

そのおばちゃんに、つい文句いいました。
「なんでワイド版、置いてないのぉ?」

おばちゃん:
「あんた、何考えてるの? 学生さんは貧乏で小さい文字が読める。誰が大学生協でワイド買うん?
あんたみたいな、有閑リッチマダムだけよ! あんたのために品揃えするわけにはいきません!」

「有閑リッチマダムというのは言い過ぎっ!」とむかっときたけれど…
爪に火をともすようにして本を買っていた学生時代の私なら、絶対にワイド版は買わなかった。

当時の貧乏女子大生からみると、今の私は確かに有閑リッチマダム…。

買った本はすぐに、そして繰り返し読んでいた貧乏時代と、
読める量を超えて本を買うことのできる今と、
読書人としてどちら充実しているか…というのは答えにくい問いです。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ初心者へ
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
NEXT Entry
本読みイス:子どもと本の思い出1
NEW Topics
映画「小さいおうち」
マッスル・リーディング?!
文化資本を超える高貴さ…3つの映画
息子英語特訓~その後
その後の息子…やれやれ
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ぶるっく

Author:ぶるっく
 長女ぽんは飛び立ち、長男ばぶは羽ばたき練習中。空きの巣になっても、仕事・趣味・体力作りに励み、楽しく暮らしていきます!
 読書・音楽・ウォーキング・軽登山・水泳のことなど…日々の記録です。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。