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2013. 07. 21  
昨日は、オルガン奏者の講義「バッハ ビフォア&アフター」と演奏の夕べでした。
6回シリーズの、はや4回目。
毎回、オルガン演奏には圧倒されるし、バッハ前後の音楽史の勉強になります。

昨日のテーマは「バッハの息子たち」

長男ヴィルヘルム・フリーデマンの、親の顔に泥塗る放蕩息子ぶりについては知っていたが、じつは、息子達の中で音楽的才能が一番高かったらしい。即興演奏やバイオリンの名手だった。

*父バッハがフリーデマンのために編んだ練習帳のなかに平均律の1番、2番やインヴェンション&シンフォニア(の原型)が入っている。ただし、配列は今のインヴェンション&シンフォニアの調性順ではなく「お稽古の順番に≒難易度順」になっている。
→おお、その順番みてみたい! Inhaltだけでも閲覧できないかしら?

*息子達のなかでフリーデマンが父バッハの作風を一番正統に継承している。

次男カール・フィリップ・エマヌエル 
講師先生のレジュメより
「兄弟のなかでは誰よりも、父親バッハへの敬意と、バッハ家の音楽的・宗教的伝統への忠誠を強く自覚し続けていたものの、父より名付け親テレマンの作曲洋式を受け継ぎ、ギャラント様式や多感様式を追究して、古典派音楽の基礎を築いた。」

*ベートーベンは弟子に「バッハのメソード」を学ぶように指示していた。

*末子ヨハン・クリスチャンはミラノ→ロンドンでオルガニスト、オペラ作家として活躍。この生涯はヘンデルに似ている。

*クリスチャンの作品をモーツァルトは生涯愛していた。

父バッハ→長男フリーデマン
テレマン→次男エマヌエル→ベートーベン→チェルニー
ヘンデル→末子クリスチャン→モーツァルト


危険なくらい大胆な図式化ですが、一応、上のような系譜になると理解しました。

おもしろかったのは、大バッハの遺骨の再埋葬のエピソード。
第二次大戦の爆撃で破壊された聖ヨハネ教会の門のあたりのバッハ(のだろうと思われていた)の墓地から遺骨が出てきた。
それを堂守のおじちゃんが「骨がでてきたよ」的気軽さでリヤカー(?)からどさっと下ろした。
その場にいた若きカール・リヒター(!)が「どうしたもんだべ?」と困ったが、とりあえず、そのお骨を前にレクイエムを弾いた。
あとで、その骨に肉付け実験をしたら、あれまぁ、大バッハの肖像画にそっくり。
そこで聖ヨハネ教会祭壇下に再埋葬された。

カール・リヒターは、講師先生の師のおとうと弟子にあたるそうです。
(先生の師匠は当時、ロシアで捕虜になっていたそうで、教会にいなかった)

講師先生のお話はとってもわかりやすく、かつ学識に富んでいて、毎回スリリングです。

オルガン演奏では、
大バッハ絶筆の例の「コントラプンクトゥス14番」の、まさに絶筆の部分がすごかった。
B-A-C-Hのテーマが出てきたあと、“引きちぎられるように”絶たれる部分。
やはり、生で聴く演奏は鳥肌が立ちました。
講義のときに、絶筆部分に次男が書いた「ここで作曲者は死去した」を原語で先生がお読みになったのですが、先生のドイツ語、美しい!

バッハの音楽、「語法」を学ぶにはドイツ語を知らなければならない、とよく言われますが、先生のドイツ語を聞いて、むべなるかなと感じ入りました。

ううう、また、なんでもかじりたい病がおきてきた…ドイツ語勉強したい~!

残り2回ですが、次と次々回は、レクチャー&演奏終了後に先生を囲んでお食事会をしましょうということに…楽しみ(*^_^*)

昨日、たまたまお隣に坐ったとてもステキな年長の女性とお友達になりました。
Mさんは、もともとピアノの先生だけど、オルガンの魅力にとりつかれ今オルガンのお稽古をなさっているとか。
帰り道に駅まで歩きながらおしゃべりしました。
バッハのことにとてもお詳しく、「これからもちょくちょく、お茶でも飲みながらお話しましょう」とおっしゃっていただき、とってもうれしかった!

*物理学者さん、へべれkさんに告ぐ=お茶ですよ、お茶! 
私もまっとうな道を歩き始めました!


来月のレクチャー・演奏・懇親会に備えて、「書物復権」で最近復刊されたので入手した鈴木雅明の『バッハからの贈りもの』をじっくり読んで予習しようと思っているところです。

バッハ大好き!

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Comment
お茶しながらの会話も憧れますが
鳥肌の立つ圧倒的な演奏に非常に興味深い講義内容、そして素敵なお茶友達まで出来るなんて、実に内容が濃い充実した演奏会、羨ましいです。
それにバッハ以外にも幅広い鳥肌聴きレパートリーをお持ちのようで♪

確かに「お茶」を飲みながらお喋りすれば、スマートな会話が出来る上に、内容も覚えていられて一石二鳥ですね。

ただ悲しいことに内気なへべれKはお酒の力を借りないと初対面の方と恥ずかしくてお話出来ないのですi-237
へべれkさまへ
「お茶でも」と言われたとき、胸がきゅんとしました。

おお、バッハ同好の上品な初老のお姉さまは、まだ私の正体をご存じない!
「この人となら、人生やり直せそう!」と思った瞬間でした。
それが、ピアノ弾き&大酒飲み壮年男子二人に対する高飛車な挑戦文言となった次第です。

「もし、おちゃけを飲まないでこれまでの人生を過ごしていたら、今の私はどうなっていたんだろう?」

紳士淑女の会の九州場所開催のあかつきには、上の「もし…」問題について、お酒を飲みながらじっくり語り合いたいものです。
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ぶるっく

Author:ぶるっく
 長女ぽんは飛び立ち、長男ばぶは羽ばたき練習中。空きの巣になっても、仕事・趣味・体力作りに励み、楽しく暮らしていきます!
 読書・音楽・ウォーキング・軽登山・水泳のことなど…日々の記録です。

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