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2013. 06. 05  
Ken Robinson:
How to escape education's Death Valley


フェイス・ブックで尊敬する先輩からオススメ情報を得たので、5月10日にアップされたTEDを見た。
一通り聴いて、
① オーディエンスの笑いについていけない…なぜ可笑しいのかわからない部分があった
② 「~については3点挙げられる、1は…」という論理だった話し方なので、わかりやすかった。内容も日本の教育制度や、自身の教員としての反省など、いろいろ考えることが多かった。

以下はそのメモ。
適切な日本語訳を考えるのがたいへん/考えるまでもない…という語はそのままに。
ルー大柴のおしゃべりみたいなメモになりました!

*アメリカ人は「アイロニーを解さない」というが、それはイギリス人が「遠慮深い(…大英帝国はあれだけ植民地をもっていたのに!)」といわれるのと同じくらい、事実に基づかない“神話”である。

* No child left behind. という政府目標は、全くのアイロニーである!

* drop-out crisis は深刻な問題 多くの生徒(60% ほんと?)がdrop out している
*この数の多さは、財政的にも問題
*drop-out の問題は氷山の一角で、もっと大きな教育問題が潜在している
*アメリカの教育は、他国と比較しても、A予算は豊富であるし、Bクラスサイズも小さいし、C initiatives(新たな教育関連議案ということ?)も多数提出されている、にもかかわらず
*うまくいっていないのは、これらがすべて間違った方向でなされているからである

人間をflourish させるために理解すべき3つの要因がある

[1] Human beings are diverse.
多様性:もし子どもが二人いたら、きょうだいでも、まったく違うということがわかるだろう!
現在の教育は not on diversity but on conformity に基づいてなされている←逆方向!
*数学や科学の学習も重要だが、それと同じく、芸術や体育の学習も重要視されるべき
*ADHDと診断される子ども(10%ほど)は、たいてい病気ではなくて、childhood に対処しかねているだけ。
 理解できない退屈なことを何時間もじっと坐って聞かされたら、「注意欠陥多動」になるのが子どもというもの。

[2] Curiosity
好奇心:好奇心さえあれば、だれでも良い学習者になる→子ども好奇心旺盛…Children are natural learners.
Curiosity = 学習へのengine
ここで、teacher の役割の重要性が!
Teacher の役割は、teaching だけでなく facilitating learning である。

教師はすぐれて「専門性の高い」「creativeな」職業である。教師の非専門家化が進んでいるがこれは問題。
知識の伝達の他、mentor, stimulate, provoke, engage などが教師の役目。
Education とは 生徒がlearn するように仕向けることであるが、
Testing が、教育の主要部分を占めているのが今日の問題。
標準化されたテスト(評価)は、(健康診断データの評価が大切なように)重要であるが、あくまでもdiagnosisのためであって、テスト自体が教育のdominant cultureになってはならない。

[3] Creativity
創造的であるというのは人間の本性である。教育の目的はcreativityを活性化させることである。

ここで以上3項目の認識のうえにうまく教育が機能している国としてフィンランドの例

数学・科学・読解などのテストで1位のフィンランドでは、
① それらの教科と同様に体育・芸術・humanities人文科学の教育に力を入れ、生徒の多様な能力を引き出している。
② Standardized testというものがない。
③ フィンランド人に、「drop-out対策はどうしてる?」と聞いたら、そもそもdrop-outがいないとのこと。問題を抱えた生徒にはサポート体制がある。個人尊重の教育をしていたらdrop-outは出ようもない。

フィンランドは人口が少ないから教育がうまくいっているのではないか、という論があるかもしれないが、それでは、フィンランドと同じくらいの人口のアメリカの州ではうまくいっているのか?

フィンランドでうまくいっている3つの理由
① 上記3つのこと individualization, curiosity の尊重, creativityの活性化をはかる
② 教師の育成 教師こそが学校の生命線 教師の社会的地位を上げる、専門性を高める
そのためにはinvestment が必要。(costではない!)
③ 教育の“現場”に決定権をもたせること。教育は委員会の会議室でおきる現象ではなく、教室でなされる!

今日のアメリカの教育行政がうまくいっていない理由は、mechanics consistence 的教育観があるから。
担当者は教育をモノを作ることと同じように考えている。
Education is not a mechanical system, but a human system.

Drop-out student には一人一人に固有の理由がある。
サンフランシスコのalternative school では、drop-outsに対して、個別の(多様な)配慮ある対策をとることによって成功している。
“多様な”教育を実践している場が”alternative school”という名前なのも可笑しいが…。

organic creature である人間がthrive するには、それに適したculture が必要。

Death Valley ~気温が高く、雨が降らない→植物が生育しない…死の谷
しかし2004年冬に降雨があり2005年春には、谷が花で被われた。
花の種子は地表で発芽のチャンスを待っている。
教育のCulture が変われば、人間は成長する。
すぐれたleaderはそれを知っている。
国・州・学校の各レベルでリーダーが為すべきことはcommandやcontrolではなく、climateを整えることである。

B. Franklin のことば
人間には3種ある。動かそうとしても動かない人、動かされれば動く人、自ら動く人。
自ら動いて変革をなさなければならない。

長くなったので感想は次稿で…。

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Comment
No title
興味深い話題ですね!この問題は私のクラスメイトや、近所に住む若者に日常的に起きている問題です。確かにアメリカではDrop-outが非常に多いです。その理由は、(ここでは挙げられていないのですが)何と言っても経済的なものが圧倒的に多いです。

アメリカの親は子供が18歳を過ぎると、子育てに責任を持たなくてよいと考える人も多くて、日本の親のように子供の大学の学費や生活費の面倒を見るわけではないので、親のサポートを受けられない学生は、バイトに明け暮れた挙句に単位が取れなかったり、学費が払えなかったりで、仕方なくDrop-outして行きます。

学費は洲や個別の大学によって違いますが、ワシントン州の場合、教育費の予算は年々削られているので学費は高くなる一方で、初めから入学を諦めるか、Drop-out覚悟で、取り合えず入学してくる学生もたくさんいます。一方、フィンランドは学費が無料(手数料だけ)なので、そのことだけを考えても、アメリカの学生よりはずっと卒業しやすいと思います。

アメリカの大学をDrop-outする学生達を実際に見ていると、
社会制度の貧困さとか、格差社会の問題が浮かび上がって来ます。

社会全体で教育の大切さを考え直して、フィンランドのような教育環境を世界中の子供達に与えてやりたいものですね!
アメリカの現状
アメリカの現状を詳しく教えてくださり、ありがとうございます!

教育制度そのものが格差の再生産のシステムになっている、アメリカがその例、日本も次第に…というのが、このTEDを教えてくれた先輩の問題意識でした。

私も、そのあたり、ゆっくり考えてみたいと思います。

また、本筋からははずれますが、2箇所、ジョークの部分がどうしても聞き取れませんでした。
どうでもよい箇所ですが、英語学習者としては解明しておきたく、またお知恵拝借するかもしれません。

今日は、スケジュールが詰まっていて時間がなく、こんなお返事ですみません。

近日中にブログ本文で、ミモザさんからの情報も含めて、考察したいと思います。

いつもありがとうございます!

(ご主人さまの、武勇伝、あっぱれ!
また、切り株工作?の完成、おめでとうございます。)
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ぶるっく

Author:ぶるっく
 長女ぽんは飛び立ち、長男ばぶは羽ばたき練習中。空きの巣になっても、仕事・趣味・体力作りに励み、楽しく暮らしていきます!
 読書・音楽・ウォーキング・軽登山・水泳のことなど…日々の記録です。

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