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2013. 05. 03  
私の幼少時に読んだ絵本というのは、小学館や講談社の、何枚も厚紙を貼り合わせて丈夫にしたページ数の少ない廉価本です。
昔、本屋の入り口などにくるくる回るスタンドに立てて置かれていた…今だったら、「アンパンマン」シリーズみたいな?
『牛若丸』とか…と「とか」に続く本を一生懸命思いだそうとしたけれど、思い出せない。
あとは、祖母が檀那寺(浄土真宗)の役員などをしてお寺によく行っていたからか、家にたくさんあった本願寺が出している(?)仏教絵本。

とても「豊かな絵本体験」と言えるものではありません。

子どもをもって私も絵本を読むようになり、夫からバージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』や(作者は忘れたけれど)『シナの五人きょうだい』などを親から読んでもらったり自分で読んだりしていたという話を聞いて、
「都会のリッチなお宅のおぼっちゃまは、私とは全く違う絵本環境だったんだなぁ」と驚きました。

そのかわり、祖母から昔話や歴史上のエピソード(平家物語“名場面集?”など)、和歌・短歌をたくさん聴きました。
祖母が読み手、姉妹が取り手でカルタをよくしていたので、わりと早い時期に小倉百人一首は意味もわからず全部覚えていました…私にとってのNursery Rhymes は「あきのたの~」ということ?

字が読めるようになってから俄然「本の虫」となり、小学校入学後は学校の図書館に毎日2回行っていました。
朝、前日に借りた本を返却して新しいのを借り、休み時間や授業時間中に1冊読み終え(よく先生が許してくれたもんだ)、放課後また行って返却と借りだしをする。

おお、目眩く児童文学耽読の時代よ!

初めて出会った外国のお話…いまは岩波少年文庫に入っているような本を浴びるように読みました。
大好きだったのは、リンドグレーン、ファージョン、ケストナー、チャペックなど。
装丁がステキで何度も挑戦して、結局私には合わなかったのはランサムの「ツバメ号」シリーズ。
ヨットの操舵法の話がくっそおもしろくない…。

リンドグレーンの「長くつしたのピッピ」、大好きでした。
ちょうどテレビでもやっていたから(キャロライン洋子の声で)。
「ロッタちゃんのひっこし」も。ああ、私も“家出”したい…と、家の敷地内、門のそばにある土蔵の2階に隠れ家を作ることを本気で計画したり。

ケストナーの「エーミール」シリーズや「点子ちゃんとアントン」も、「熱いチョコレートと何ぞや?」「点子ちゃん?へんな名前!」なんて思いながら貪り読みました。
あとで、熱いチョコレート=ココアと知ったり、原語は「ピュンクチェン・ウント・アントン」(ピュンクト=ポイント)で、意味といい音といい絶妙の訳と感心したり…。

人生4年さんが、「長くつしたのピッピ」(英語版)を全く楽しめなかったと書いていらっしゃったのを読んで、「え?あれが面白くないとは?」と一瞬思ったけれど、確かに、あの類の話は小学生の頃に読むからこそ面白いのだと納得しました。

それで考えたこと。

子どもの成長とともに、好きだった本を買い(図書館の本ではなく自分の蔵書として!)再読したのは、貴重な二度読み体験でした。
でもその時の感じを思い出すと、純粋におもしろいというより、「そうそう、そうだった」と最初に読んだ時のことを思い出したり、ディテイルの再発見をしたり…と、ノスタルジーが主だったようです。

ある種の児童書は、大人になって初めて読んでも楽しめるかどうかは大いに疑問。
児童書には読んでおもしろい“臨界期”を持つ本があるということ。
だからといって、それらが臨界期なしの児童書より劣っているということは決してないと思います。

人生4年さんのお詳しい「語彙の難易度」のことはよくわかりませんが、英語学習と読書の楽しみを両立するには、
「自分の英語力よりちょっと背伸びして読めるレベルの語彙で臨界期のない児童書」を読むのがコツではないから…?
なんて。

以下は、大人になって初めて読んでおもしろかった児童書(=臨界期なし)のリストです。
英語で読んだり、日本語で読んだりしています。

フィリパ・ピアス 
だいたい英語で読みました。
河合隼雄のオススメにより『ハヤ号セイ川を行く』の訳本を読み、どうもその訳が苦手で原書を読み始めたら面白くて!
大人でも十分楽しめる。正確なタイトルを忘れたけどサティン砂丘の話もgood!

I.B.シンガー
岩波版の日本語で。工藤さんの訳はすばらしい。イェントルは英語で読みました。
今、この記事書くために確認して、シンガーとツェマクを混同していたことを発見。
描かれる世界(きっちょむさんのユダヤ版?)が似ていたものだから…。

ミルン
「くまのぷーさん」は子どもにわかるかしら?というくらい大人向きだと思う。
詩もよい。詩はもちろん英語で。これも大人向け。

アトリー
石井桃子さんの本で度々紹介されていたから。いいですねぇ。日本語で読みました。

ヒメーネス
『プラテーロと私』もちろん日本語で。
児童書に入れていいのかしら? いいですよぉ~!
これを読むためにスペイン語勉強しようかしらと…(1日くらい)思ったことがあるほど!
こんど英語版で読んでみようかしら。


追記①:上記記事を読んだ夫から訂正要求が。
「小さいおうち」ではなく、「せいめいのれきし」だったそうです。

追記②:あとで、思い出せば、エンデやル・グィンなど、まだまだ書ききれない本がたくさんありますね!
「モモ」の独語版を買ってちょっと挑戦したけど挫折。
独語専攻の若い友人に譲りました。

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 長女ぽんは飛び立ち、長男ばぶは羽ばたき練習中。空きの巣になっても、仕事・趣味・体力作りに励み、楽しく暮らしていきます!
 読書・音楽・ウォーキング・軽登山・水泳のことなど…日々の記録です。

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