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2013. 09. 01  
昨日は、バッハBefore & After のパイプオルガン演奏会&レクチャーの会でした。

バスで気軽に読める雑誌を…
とその前日、毎月行く大学生協書籍部でもらった岩波書店のPR誌『図書』を持参。

偶然でしょうが、「グールドとグルダ」をテーマにしたエッセイが2つ。

① 大江健三郎の「親密な手紙」という連載エッセイ。
タイトルは「グルダとグールド」。
“もうかなりの歳月がたっているけれど”の昔、子息の音楽家、光さんへの海外での仕事からのお土産に、日本では入手困難なCDを買うのが常であったが、当時光さんが大好きだったフリードリッヒ・グルダのCDを注文したら行き違いでグールドだった。

以下、抜粋。
「(光にとって)グルダはいまも最愛のピアニストに変わりないが、この時をきっかけに光はグレン・グールドを発見した。いまもこれを書く脇で、グールドのバッハをかけてくれている。私にはなんともいえないが、ピアノの音の美しさで、ダとドには同じ違いがある、と家内に話したそうである。」


② 青柳いづみこの「どこまでがドビュッシー?」という、これも連載エッセイ。


「カナダの鬼才にして伝説のピアニスト、グレン・グールドは1932年生まれ。バリバリのコンクール世代だったにもかかわらず、地元のコンクール以外には出場したことがない。」で始まるエッセイ。

青柳さんは、文章がお上手。
グールドより2歳年長のグルダと比較して、“ピアニストの戦略としてコンクールに出るべきか否か?”というテーマで面白い論考がなされています。

グールドはコンクールに出なかった。

以下抜粋。

「国際コンクールで優勝し、カーネギー・ホールでデビューするというオフィシャルな(?)出世図式をわざとはずしたのも、グールドの作戦のひとつだったろう。なぜなら、コンクールを受けるとショパンのエチュードを弾かなければならないから。ショパンのエチュードは、ファッション・モデルなら身長制限のようなもの、国際コンクール出場の必須条件なのだ。
……
名伯楽ゴルノスターエヴァは語る。
『偉大なバッハの解釈者グレン・グールドはショパンのエチュードを弾きはしなかった。もしグールドが今このコンクールに出場したとしたら、二次予選すら通過できたものかどうか…』」

その後、グールドのテンポ解釈について、たいへんたいへん面白い考察が展開されています!

この連載エッセイ、だいたい毎月ミスしないで読んでいるけれども、連載終了後に単行本化されるのが楽しみです。
こういうエクサイティングな文章は、まとめて一気に読みたいですよね!

台風の影響もなしに、パイプオルガンの演奏とレクチャーの会も開催されました。

今回のテーマは、バッハの系譜がフランスではどういうふうに継承されたか…「レガート奏法」について、というもので、これまた、たいへん興味深いレクチャーでした。

やはり、「言語と音楽」は深いつながりがあるということでした。
ここでまた、バッハを理解するにはドイツ語を勉強せねば…と月一定例の反省!

毎月、思いを新たにし、一か月何も取り組まず…の繰り返し(>_<)

今日はフランスへの伝承だったので、フランス語がたくさんでてきました。
先生のドイツ語もフランス語もたいへん美しい!!!

それで、基調演奏バッハ2曲に続き、フランク、ヴィエルヌ、メシアン、デュリュフレのオルガン曲を聴きました。

ほんと、この連続講義&演奏会に参加できたよかった…と毎回思うけれど、昨日は、フランクのオルガン曲を聴くことができたことが最大の収穫。

フランクの「コラール第二番ロ短調」。
美しい曲でした。

会の終了語は隣接するホテルで先生を囲んでの懇親会。
たいへん楽しゅうございました。

また来月も懇親会とセットとの由。
いまから楽しみ~(*^_^*)

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2013. 08. 24  
あるきっかけで、バッハ同好の士(女性だけど…)の方のブログをフォローしています。

私、バッハだいだいだ~い好きで、バッハを弾きたいためにピアノの練習をしています。

私のブログHNの「ぶるっく」は英語のbrook(小川という意味)ですが、ドイツ語ではBachに相当します。
HNを決めるのに「ばっは」だとあまりにも直截すぎるので英語にしたという次第です。
また、ブログ村のプロフィール写真(というのかしら?)の下手くそ写真は、B-A-C-Hを音符で表したもの。
さらにURLはバッハと同年生まれのヘンデルとスカルラッティをもじっています。

その方が教えて下さるYou Tubeでいろいろなバッハを日々聴いています。
情報収集力のない私にとっては、ありがたや、ありがたや…。

ピアノではその「バッハ同好の士」ブロガーさま、英語では人生4年さん!

その方はグレン・グールドがお好きなようですし、かなりマイナーな(?)ワンドレ・ワッツもお気に入りみたい…。

私もです!
…といっても最近はワッツの演奏、とんと聴いていないなぁ。

大昔のことですが、アンドレ・ワッツのデビュー当時、日本公演が病気か怪我かで中止になりませんでした?
私が中学生の頃だと記憶しているので約40年前ですが…。
ピアノ演奏もさることながら、精悍な黒い肌、輝く瞳に映えるタキシード姿の写真で、ビジュアルに乙女心を奪われたものです(*^_^*)
お小遣いやお年玉を貯めてやっと買ったチケットが払い戻しになったように記憶しています。

もしかしたら記憶違いかもしれないけれど…、生ワッツさまを見たこと・聴いたことがないのは確かです。

ブログのタイトルを変更されたのを機に、なんとか私も「バッハ大好き!」を発信したくて…。

1週間後の土曜日は、バッハのパイプオルガン演奏会&レクチャーの会です。
連続6回シリーズのもう5回目。
また、勉強してきますね!

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2013. 07. 21  
昨日は、オルガン奏者の講義「バッハ ビフォア&アフター」と演奏の夕べでした。
6回シリーズの、はや4回目。
毎回、オルガン演奏には圧倒されるし、バッハ前後の音楽史の勉強になります。

昨日のテーマは「バッハの息子たち」

長男ヴィルヘルム・フリーデマンの、親の顔に泥塗る放蕩息子ぶりについては知っていたが、じつは、息子達の中で音楽的才能が一番高かったらしい。即興演奏やバイオリンの名手だった。

*父バッハがフリーデマンのために編んだ練習帳のなかに平均律の1番、2番やインヴェンション&シンフォニア(の原型)が入っている。ただし、配列は今のインヴェンション&シンフォニアの調性順ではなく「お稽古の順番に≒難易度順」になっている。
→おお、その順番みてみたい! Inhaltだけでも閲覧できないかしら?

*息子達のなかでフリーデマンが父バッハの作風を一番正統に継承している。

次男カール・フィリップ・エマヌエル 
講師先生のレジュメより
「兄弟のなかでは誰よりも、父親バッハへの敬意と、バッハ家の音楽的・宗教的伝統への忠誠を強く自覚し続けていたものの、父より名付け親テレマンの作曲洋式を受け継ぎ、ギャラント様式や多感様式を追究して、古典派音楽の基礎を築いた。」

*ベートーベンは弟子に「バッハのメソード」を学ぶように指示していた。

*末子ヨハン・クリスチャンはミラノ→ロンドンでオルガニスト、オペラ作家として活躍。この生涯はヘンデルに似ている。

*クリスチャンの作品をモーツァルトは生涯愛していた。

父バッハ→長男フリーデマン
テレマン→次男エマヌエル→ベートーベン→チェルニー
ヘンデル→末子クリスチャン→モーツァルト


危険なくらい大胆な図式化ですが、一応、上のような系譜になると理解しました。

おもしろかったのは、大バッハの遺骨の再埋葬のエピソード。
第二次大戦の爆撃で破壊された聖ヨハネ教会の門のあたりのバッハ(のだろうと思われていた)の墓地から遺骨が出てきた。
それを堂守のおじちゃんが「骨がでてきたよ」的気軽さでリヤカー(?)からどさっと下ろした。
その場にいた若きカール・リヒター(!)が「どうしたもんだべ?」と困ったが、とりあえず、そのお骨を前にレクイエムを弾いた。
あとで、その骨に肉付け実験をしたら、あれまぁ、大バッハの肖像画にそっくり。
そこで聖ヨハネ教会祭壇下に再埋葬された。

カール・リヒターは、講師先生の師のおとうと弟子にあたるそうです。
(先生の師匠は当時、ロシアで捕虜になっていたそうで、教会にいなかった)

講師先生のお話はとってもわかりやすく、かつ学識に富んでいて、毎回スリリングです。

オルガン演奏では、
大バッハ絶筆の例の「コントラプンクトゥス14番」の、まさに絶筆の部分がすごかった。
B-A-C-Hのテーマが出てきたあと、“引きちぎられるように”絶たれる部分。
やはり、生で聴く演奏は鳥肌が立ちました。
講義のときに、絶筆部分に次男が書いた「ここで作曲者は死去した」を原語で先生がお読みになったのですが、先生のドイツ語、美しい!

バッハの音楽、「語法」を学ぶにはドイツ語を知らなければならない、とよく言われますが、先生のドイツ語を聞いて、むべなるかなと感じ入りました。

ううう、また、なんでもかじりたい病がおきてきた…ドイツ語勉強したい~!

残り2回ですが、次と次々回は、レクチャー&演奏終了後に先生を囲んでお食事会をしましょうということに…楽しみ(*^_^*)

昨日、たまたまお隣に坐ったとてもステキな年長の女性とお友達になりました。
Mさんは、もともとピアノの先生だけど、オルガンの魅力にとりつかれ今オルガンのお稽古をなさっているとか。
帰り道に駅まで歩きながらおしゃべりしました。
バッハのことにとてもお詳しく、「これからもちょくちょく、お茶でも飲みながらお話しましょう」とおっしゃっていただき、とってもうれしかった!

*物理学者さん、へべれkさんに告ぐ=お茶ですよ、お茶! 
私もまっとうな道を歩き始めました!


来月のレクチャー・演奏・懇親会に備えて、「書物復権」で最近復刊されたので入手した鈴木雅明の『バッハからの贈りもの』をじっくり読んで予習しようと思っているところです。

バッハ大好き!

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2013. 06. 15  
パイプオルガンの夕べ:バッハ ビフォア&アフター 講義&演奏会に行ってきました。

今日は、音楽の始まりについての文化人類学的なお話もあり、たいへんおもしろかった。

エスキモーの諸部族のうち、家族単位で小魚の漁で生計をたてている部族のメンバーは手をたたいて拍子をとるとか、声を合わせて歌うということができない。
数家族が協同して大型の海獣を狩猟するような部族のメンバーでは「合唱」ができる。

音楽の始まりは「歌」。
最初は「歌」と「歌」の輪唱→多声音楽。
次第に「歌」と「伴奏」に。

講師の先生が「かえるの合唱」をオルガンでフーガ風に即興演奏されたのはすごかった!

17世紀の北ドイツ・オランダのほとんどすべてのオルガニストの師だったヤン・ピータースゾン・スウェーリンクの話。

バッハが青年期にその演奏を聴くために徒歩で(とんでもなく長距離!)旅して訪ねたというディートリヒ・ブクステフーデの話。

天才的で、長生きしていればバッハ以上に名曲をたくさん残していたかもしれない夭折したニコラス・ブルーンスの話。

それにバッハ

バッハの3声のシンフォニアの一番弾きやすい曲で難儀している私…、でも今日のレクチャーで、各声部をクリアに意識しながら曲をまとめていくことに意欲を感じました。

練習がんばろう!

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2013. 04. 21  
ビールの話ではありません!

カルチャーセンターの「バッハ before & after オルガン音楽の愉しみ方」を受講・鑑賞してきました。
場所はホテル日航福岡のチャペル。

最初の30分間はちいさな部屋でレクチャー。
講師のオルガン奏者、池田泉先生が入院中とのことで事前に収録された映像での解説でした。
パイプオルガンの構造や音が出るしくみの説明、本日演奏曲目の解説がありました。

次にチャペルに移動して、池田先生のお弟子さんたち3人によるオルガン演奏。

私は、パイプオルガンの演奏を聴くのは初めてです。

1曲目はバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」
頭上から音が降りそそぎ、木製のベンチを通じて背中に、床から足に振動が伝わります。
音楽を全身で聴くという感じです。
今まで体験したことのない感覚です。
ロックのコンサートの大音量のるつぼに全身をひたしたことはありますが、電気機器を通過して変換された音とは違う、「生!」の感じ。

2曲目もバッハの「小フーガ ト短調」
じつはこの曲は、数年前、ピアノの発表会で夫と4手で演奏したことがあり、各声部の流れが一応頭に入っていたのでとっても注意深く聴くことができました。
ピアノ弾きの物理学者さんが、「コンサートに行く前に曲の予習をすべきかせざるべきか」と“はむれっとられて”いましたが、暗譜するくらい予習していくのもいいものだと思ったことでした。
それで、なおさらのこと、2つの頭と4本の手で弾いたのをどうやって1つの頭2本の手+2本の足で弾くんだろう?とオルガニストのすごさが実感できました。

3曲目はクープランのミサより「キリエ」
5つの曲を聴きましたが、音色がいろいろ変化しておもしろく、旋律も美しかった。
音色を変えるための「ストップ」という棒も操作せねばならず、ほんと「奏者の頭の中はどうなってるの?」と思ってしまいます。

最後はリストの「バッハの名によるプレリュードとフーガ」B-A-C-Hがモチーフの曲。
(ブログ村の私のプロフィール写真は、リストさんのこの発想をパクったもの)
この曲こそが、本物のパイプオルガンで聴く効果が大きかった。
いくつもの音の重なりが大音量で降ってくる…。
大迫力でした。
それまで普通の姿勢、またはややうつむき加減で聴いていたのですが、この曲の途中でふと頭上を見上げると、音が違って聞こえました。
耳朶が上向きになって、音の波に対する感受性が変わったのだと思います。
キリスト教世界では「祈り」はうつむいてするのではなく見上げてするのではないか…なんて考えたり。

パイプオルガンの生演奏を聴いて、つくづく「レコードやCD、テレビで聴く、変換された音はうそもんじゃぁ!」「イヤホンで耳の中だけで聴くのは所詮、イミテーション」と感じました。
初めての体験で聞き慣れた複製音とのギャップが大きくて、強くそう感じたのかもしれないが、じつは、パイプオルガンに限らず、複製音ばかり聴いているのは、どこかちがうんじゃない?

名演奏家の名演奏を複製音で聴くのもよいが、やっぱり、生の演奏をその場で聴くということは、すばらしい体験。
このチャペルでも、コンサートが催されているので、これから機会を作って聴きにいこう!と思った夕べでした。

今日は楽器の説明が主だったけれど、次回からは、退院された池田先生からバッハ時代の楽曲の解説があり、楽しみです。

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プロフィール

ぶるっく

Author:ぶるっく
 長女ぽんは飛び立ち、長男ばぶは羽ばたき練習中。空きの巣になっても、仕事・趣味・体力作りに励み、楽しく暮らしていきます!
 読書・音楽・ウォーキング・軽登山・水泳のことなど…日々の記録です。

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